13年
風の音、雲の音でしょうか、mand1です

1997年からコンサートや録音で主に用いてきた愛器”Serie91aテルミン”。これまでの13年間、フライトケースに入れ国内外へと共にしました。現存するSerie91テルミンの中で、私のものほど酷使されているものはないのではないかと思います。本当にハードに使っています。ロシアに行った時など、あの大きなフライトケースが荷物受け取りのターンテーブル上を転がってきましたが、それでも何一つ問題なく動く我がテルミンはタフで頼りがいのある存在でした。

この半年くらいでしょうか、音量の特性に異変を感じ、びっくりするようなノイズを時折発声するようになり、2~3ヶ月前からは時折発音しなくなることもありました。でもすぐに治まりましたからだましだまし使ってきましたが、いよいようんともすんとも言わなくなったのが、先日の7/11キエフ用リハーサル時でした。

Etherwavetheremin で演奏することを決めましたが、今後の活動にも少なからず支障をきたすことになりそうですから解決の道を探りました。MoogMusicのエンジニアに指南を仰いで、弟子に英文訳を手伝ってもらって、弊社技術パートナーにもいろいろ知恵を貸してもらって修理に臨みましたが、どうしてもダメです。悲嘆に暮れ修理を諦めかけたとき、何気なく回路基板を見つめているとちょっとした基板上の汚れに気が付きました。とある部品の脚の部分にあるのですが、もしやコンデンサーの液漏れではと考え、当該部品を恐る恐る動かしてみると突如息を吹き返したように発音し始めました。事務所で一人作業していましたが遠藤なみに飛び上がりましたよ。

Serie91テルミンはEtherwavetheremin とちょっと変わっているところがあって、音の鳴り始めやダイナミクスレンジなどの調整はある部品の容量を変えてやることにより調整するのですが、そのノウハウも得ることができました。怪我の功名? ずいぶん冷や汗をかき不安な時間を過ごしましたが、これからも長いつきあいとなる楽器のメンテナンス法のひとつを理解できたことは収穫でした。

7/11京都キエフのコンサートはEtherwavetheremin で演奏するつもりでしたが予定変更し、これまでどおりSerie91aテルミンで演奏することにしました。
[2010/07/05 21:25] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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