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燐二郎
タローはずっしり重い、mand1です

長谷川燐二郎展の最終日に行ってきました。猫好きだから、という理由だけではありません。

戦前から戦後に活動した長谷川ですが、いわゆる画壇に属さず、流行に乗らず自身の立ち位置を保ち続けたスタンスに共感したからです。
一見すると地味で平凡な画ですが、しばらく眺めているとまるで夢のなかで見た景色に出会ったような、ちょっと気が遠くなるような不思議な感覚に誘導されます。表層は地味ですが、鑑賞する人の感受性を共鳴させる仕掛けが深部にしかけてあるかのようです。絵画のみならず芸術全般において、どれだけエキセントリックかを競う「実験」が繰り広げられた騒々しい時代に彼は画家として生きたわけですが、基本的に写実で表層の派手さを求めない姿勢や、規則正しい生活規律を自らに課した点など、当時の主流に対する反発の現れでもあったのでしょう。

彼は精神性においてロッカーだったのだと私は思います。彼自身の日記や随筆も数点展示されていましたが、画風同様寡黙な彼の、ペンは雄弁でした。彼の想いや哲学は秘密の暗号で不可視化され、絵の具に練り込まれているのでしょう。お祭りは今の時代も続いていますが、混沌の中で静かに佇む道標をみつけました。良い展覧会でした。
[2010/06/14 22:15] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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